職業訓練に通ってWebデザイナーを目指した話。その1

2020年12月23日

コーディング画面

今大人気の職業の一つが、Webデザイナーです。パソコン1台あればどこでも仕事ができるので、体力に自信がなかったり、持病があったり、引きこもりや子育て・介護などで在宅で仕事したい方も続けやすいのではと思います。
私もWebデザイナーの道を選んだ理由の一つがそれです。

しかし、全く未経験でデザインの仕事を始めるのはかなり厳しいのが現実。
私はグラフィックデザインの経験がありましたが、Webデザインの経験はなかったので、スクールに行ってスキルを身につけてから転職することを考えました。
スクールは数十万の授業料を払えば、基本誰でもいつでも通えますが、そうではない人も多いはず。
そこで高額な授業料が払えない人におすすめなのが、職業訓練です。

この記事では、職業訓練のメリット・デメリットや種類、応募方法などをまとめました。

※以下の内容は、2018年にWebクリエータ科を受けた経験を元に執筆しております。他のコースや地域では異なる点もあるかもしれません。

職業訓練のメリット・デメリットとは?

メリットについて

①授業料無料で受けられ、交通費も支給される
②勉強や転職活動に集中できる
③講師に質問したり、友達ができる
④Adobeソフトを割引で購入できる
⑤要件を満たせば、通学しながら月10万円が支給される
⑥失業保険受給中の場合、受給期間が延長される
⑦自己都合で退職した場合でもすぐに失業保険が支給される

デメリットについて

①週5日朝から夕方まで拘束される
②すでに独学しているなどの場合、授業の進行が遅く感じるので退屈&イライラする
③必ずWebデザイナーになれる訳ではない
④欠席や遅刻・早退にはかなり厳しい
⑤通っている間から職探しを(フリでも)しなければならない

以上より、職業訓練は授業料・給付金や失業手当などの面で経済的なメリットが大きいです。(※テキスト代は有料)
逆に、マイペースに勉強したいとか「デザイン」を学びたい人(※)には向いてないと思います。

(※)訓練のカリキュラムやコースによりですが、ソフトの基本操作や基本中の基本の内容しか授業ではやりません。訓練校はデザイン学校ではなく、早く就職させることが目的のため。デザインだけ学びたいなら、少し独学してバイトでも実務についた方が良いです。

職業訓練の種類について

職業訓練には、「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」があります。
一言で言うと違いは、失業保険の受給資格の有無で分けられます。
求職者支援訓練の場合は、失業保険を受けられない人が申し込みます。
公共職業訓練の場合は、失業保険を受けられる人・失業保険を受けられない人とも申し込めます。

そのほかは、Web系だとどちらでもあまり違いは無いように思います。
ただ、公共職業訓練の方が応募倍率が高くなりやすく、就職率も少し高いようです。

私は失業保険の受給資格がなかったので、本来なら求職者支援訓練だったのですが、公共職業訓練の方が開講時期が早く、自宅から近かったので公共職業訓練の方を受けました。
地方の場合は東京や大阪と比べると、訓練の種類や訓練校の選択肢は少ないです。(筆者の住んでる県では、Webデザインの訓練は年に1度しかされておらず、隣の県の訓練を受けました。)

職業訓練応募の手順

  1. 公共職業訓練・求職者支援訓練ともまずは最寄りのハローワークへ行きます。
  2. 窓口で「職業訓練を受けたい」と伝え、受けるコースが決まっていればエントリーシートやコースの資料、筆記試験の過去問をもらいます。
  3. 申し込み期限までに、ジョブカードを作成しキャリアコンサルティングを受け(※)、エントリーシートをハローワーク窓口で提出。
  4. 選考試験日に筆記試験と面接を受ける。
  5. 合否通知が郵送。合格の場合は、入校日までに再度ハローワークに行って手続きをする。
  6. 入校

だいたい、申し込み期限から合否通知が届くまで3週間前後かかります。地域にもよるかもですが、合否がわかるのが入校日の5日前とかなので結構ギリギリです。。

Web系の職業訓練はどこの地域でもかなり倍率が高いようなので、選考対策や落ちた時のことも考えておいた方が良いです。

(※)ジョブカードとはハローワークで求職者に配布している、これまでの職歴や資格などを記入する冊子です。
職業訓練を受ける場合は、ジョブカードを作成し、キャリアコンサルティング(ハローワークに週何日か常駐してる民間のキャリアコンサルタント)のコンサルを受ける必要があります。
このキャリアコンサルティングはいつでも受けられる訳ではなく、事前に電話予約して日時を決めます。希望の日時に予約できないこともあるので、ギリギリに申し込むのは避けた方が良いかもしれません。

まとめ

Webデザインの職業訓練は、生活費や授業料の心配をせず、Web制作の基本を0から学びたい人には大きなメリットがあります。
失業保険を受けられる場合は公共職業訓練を、
受けられない場合は求職者支援訓練(公共職業訓練も可)を申し込みます。

私がWebデザイン始めた時点ですでにWebデザイナーは飽和状態。
にもかかわらず、未経験からWebデザイナーになりたい人は未だに多く、激しくレッドオーシャン。

職業訓練もWeb系はかなり狭き門になっていくと思います。
次の記事では、職業訓練の選考試験を突破するコツ等を書こうと思います。